1日目、きっと夜
世の中には何人が死にたいともがき、生きたいと願い、人を傷つけては自分に傷つけて生きてるんだろう。
アームカットというものを知っている人はどれくらい居るのだろう。
ほとんどがリスカという言葉で片付けてしまう。
まるで違う。
殆どの人がそれを痛いと言う。イタいとも。
本人は痛いと思っていない。
色々なサイトだったり見てみると大抵の理由は
心の方が痛いから。
こんな言い方をすると、少しポエミーに聞こえるし、『正常』な人達からすれば信じ難い事なのかもしれないが、
自分の経験から言って事実なのである。
だからこそ、自傷行為は、痛いのだ。
もうしないでね、もうしないでね。
痛い痛い痛い痛い、苦しい。助けて欲しい。
色んな声が頭の中を走って、ぐちゃぐちゃになって、全てが嫌悪感に変わった時、
自らの手で左腕を切る。
泣き喚いても誰にも届かない。
どんなに叫んだって届くことは無い。
その傷跡を通して気づいてくれと叫んでも
理解される事は無い。
一生苦しいんだ。ずっと。